探偵作家・雑誌・団体・賞名辞典-せ-


瀬下耽(せじも・たん)

本名瀬下鋼良。1904年(明37)、新潟県柏崎生まれ。ペンネームはワイルドの耽美主義的小説に因んでつけられた。別名秘名生。慶応大学法学部卒。
1927年(昭2)、「新青年」の懸賞創作募集の第2席に入選した「鋼」でデビューだが、同年、それよりはやく中学五年生のときに同人誌に「柘榴病」を発表し、のちに「新青年」に掲載している。この作品は探偵趣味の会の「創作探偵小説集 第三号(1927年版)」に収録される。
1928年(昭8)、「新青年」に発表した「古風な洋服」は探偵趣味の会の「創作探偵小説集 第四号(1928年版)」に収録される。
1989年(平1)、死去。

幻影城掲載誌:8/13/別冊幻影城未刊行リスト/


妹尾アキ夫(せのお・あきお)

本名妹尾韶夫。初期は本名を用いていた。1892年(明25)、岡山県津山市生まれ。早稲田大学英文科卒。
1922年(大11)から、「新青年」に翻訳を掲載。メースン「矢の家」、ミルン「赤い館の秘密」、クイーン「災厄の町」、カー「曲った蝶番」、クリスティ「ホロー館の殺人」、フリーマンビーストンなどが代表作である。
1925年(大14)、「十時」を妹尾韶夫名義で「新青年」に掲載。
1927年(昭2)に「新青年」に妹尾韻夫名義で、発表した大下宇陀児水谷準角田喜久雄山本禾太郎延原謙とともに連作を行なった「楠田匡介の悪党振り」は探偵趣味の会の「創作探偵小説集 第三号(1927年版)」に収録される。
1928年(昭3)、「新青年」に妹尾韻夫名義で発表した「凍るアラベスク」は探偵趣味の会の「創作探偵小説集 第四号(1928年版)」に収録される。
1952年(昭27)に「宝石」に発表した「リラの香のする手紙」が、探偵作家クラブの「探偵小説年鑑1953年版」に収録される。
そのほか、胡鉄梅の名で、「新青年」に「ぺーぱーないふ」、小原俊一名義で「宝石」に「探偵小説月評」などの書評を手がけた。
1962(昭37)、脳出血のため死去。

幻影城掲載誌:17/22/35/


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